小布施ワイナリー

小布施ワイナリー(1943年にワイン生産開始)の評価を不動のものにした曽我彰彦氏はとにかく現場(畑)命の方。

 -----曽我彰彦氏ーーーーー

「インナーマッスルを鍛える」とか「脱いだら凄い身体」のワイナリー造りが小布施ワイナリーの目指すところ。きらびやかなイメージを持たれやすい「ワイナリー」という仕事ですが、地味で見えないところでの作業が最も重要です。言わずもがな、ワイン畑の投資(手間をかける)は必須です。続いて重要なのがワイン醸造機器や技術。その中で最も費用対効果が悪く、軽視しがちなのが「化学分析、微生物分析」です。そこに我々は少しずつ着手しています。そこで、「自然発酵の天然酵母発酵時における追跡分析」を行うため「HPLC(高速液体クロマトグラフィー)」、「PCR検査キット(遺伝子解析)」の2つの分析機器を導入します。一般的には「放っておけば自然に発酵するなら何もしなくて良いじゃないか」と思われるでしょう。事実、我々も今までやるべき事は限られており、残るは「神に祈る」程度でした。「そこまで投資してまで、自然発酵にこだわる意味があるのか」は自分でも問い続けています。しかし、問い続けるだけで行動に移さないのは今まで応援してくださった皆様への反逆行為かと思い、英断しました。                                         

上述した内容の他に小布施ワイナリーを説明する上で重要な要素「サンシミ」を簡単にご説明致します。サンシミとは、フランス語で「Sans chimie」Sansは英語でwhithoutでchimieはchemical。つまり「ワイン畑で化学的な農薬、肥料を一切使わない」という意味が込められています。ラベルにVin Sans Chimieと書かれたものは栽培と醸造において科学的なものを使わないワイン。無化学農薬栽培をしながら醸造では砂糖、酸類、市販培養酵母、酵母栄養剤、澱下げ剤、濾過助剤など一切使用していません。小布施ワイナリーは2011年7月に、有機栽培の認証を日本で初めて取得し、自社農場の8ha中4haをサンシミにし、そのうち1.5haでJAS有機認定を取得しています。ソガのサンシミ商品の裏ラベルには曽我さんのサンシミにおいての熱い気持ちが記載されているので、是非チェックしてみて下さい。

簡単に記載しましたが、これだけでも、とにかく良い葡萄から良いワインを造りたい!という曽我さんのワイン造りに対しての強い姿勢が伝わるかと思います。

【ソガ・ペール・エフィス ちゃぶ台ワイン2016】

タイプ:赤

このワインはイタリアやフランスでよく見かけるようなワイナリー内の計り売りワインのイメージ。まさしく小布施ワイナリーの自家費用のお裾分けワインなのです。ちゃぶ台にボトルを置いてコップ飲みOK、茶碗飲みOK、ラッパ飲みOK(?)で家族や仲間と楽しく飲んで欲しいです。このワインは造り手にも飲み手のお客様にも「人に優しいちゃぶ台wine」です。

【ソガ・ペール・エフィス オーディネール メルロ&カベルネソーヴィニヨン2015】

タイプ:赤

「小布施の赤品種は樽貯蔵して初めて真価を発揮する」と考え、小布施の赤ワインはボトムレンジも含めて100%樽貯蔵しています。2015年はワインカラーの抽出を意識しないゆえ発酵中も葡萄の粒が潰れない状態が多かったため例年より淡い赤色となりました。しかしそれ以上にテクスチャーと香りの向上がみられました。やや淡目の赤色、赤いチェリーやストロベリーの香り。味わいにもチェリーやストロベリーといった赤い果実味。さらりと流れる口当たり、みずみずしい味わい。品種はメルロとカベルネソーヴィニヨンですが、軽めです。フルーティで、チャーミングなワイン。

【ソガ・ペール・エフィス オーディネール ソーヴィニヨンブラン2016】

タイプ:白

ドメイヌカクトウは佐藤父子が栽培しているワイン畑です。佐藤父子2人とはほぼ毎朝畑で会えるような環境であるため綿密な葉摘、収穫のタイミングなどのやり取りをして常に連携しています。ドメイヌカクトウは小布施ワイナリーの自社農場と隣接し、微気候や土壌の物性もほぼ同じです。栽培も小布施ワイナリーと同じヨーロッパ式の垣根式です。現在、流行りのソーヴィニヨンブランの香りを特異的に出す酵母は使用せずに素直に醸造しています。樹齢を重ねるごとに熟度の高まりを感じるドメーヌカクトウです。白桃、蜂蜜やパイナップルの香りにほんのりハーブ香、爽やかな和柑橘系のアフターとなりました。

【ソガ・ペール・エフィス オーディネール シャルドネ 樽発酵2016】

タイプ:白

樽香の心地よい辛口ワインです。しっかりとした熟度を持ち合わせた美しいシャルドネを収穫し丁寧に仕込んでいます。新樽発酵をあえて行う意味は清潔な樽での発酵、適度な酸素の供給を目的としています。

【ソガ・ペール・エフィス アンサンク メルロ2015】

タイプ:赤

ドメーヌアキオ(サトウアキオ農園)は佐藤父子の子・明夫氏が栽培しているワイン畑です。面白いことにこのワインはドメイヌソガのワインとは個性が異なります。また同じドメーヌアキオメルロでもこのワインの兄貴分であるキャトルサンクのメルロとも香味が異なります。2015年産の醸造も色合いを求めず、レトロなタッチのホールベリー発酵、最低限のピジャージュ(人の手によってタンクをかき混ぜる作業)、低温発酵を心掛けました。ほのかに香るベジタルな香りが郷愁を誘う優しいタンニンの軽やかなワインに仕上がっています。

【ソガ・ペール・エフィス キャトルサンク メルロ2015】

タイプ:赤

左でご紹介致しました。アンサンク メルロの兄貴分(?)のワインです。畑違いのキャトルサンク(ヨンゴ農園)のブドウで仕込んだこのワインはアンサンクとはまた香味が異なります。どちらも瓶熟成も十分お楽しみいただけますので、是非飲み比べをお勧め致します。

【ソガ・ペール・エフィス クロ ド カクトー シャルドネ2016】

タイプ:白

ドメーヌカクトー シャルドネは有機栽培ではありませんが10年以上に及ぶ佐藤父子による管理努力が結果を出しています。ドメイヌソガと双璧をなすワインです。

【ソガ・ペール・エフィス レゼルブ プリヴェ シャルドネ2016】

タイプ:白

ドメーヌカクトー シャルドネの中でも特別区画のものは味わいにおいて別次元の葡萄を産します。その区画の僅かな数量のワインを「レゼルブ プリヴェ」と称しています。

【ドメイヌ・ソガ プティマンサン セック2016】

タイプ:白

「貴腐でも氷結でもない普通の葡萄から甘口のワインが出来る」そんなプティマンサンから2016年も辛口のワインを造りました。ミネラル感たっぷりの酸と濃密な果実味は日本の辛口白ワインのイメージを完全に覆すような味わいです。そのワインが出来る要因は房は小ぶり、粒も粗粒かつ小粒で収穫量がかなり少ない生産者泣かせの葡萄ゆえです。この葡萄の原産地はフランス、ピレネー山脈の麓。その本家フランスでも辛口のプティマンサンは超レア。

【ドメイヌ・ソガ サンシミ プティヴェルド2015】

タイプ:赤

プティヴェルドから造れるワインは深紫の色合いから想像できるように熟成を期待させる豊かな酸、緻密なタンニン、伸びやかなアフター。超晩熟品種であるため、晩熟種のカベルネが色づき始めてもプティヴェルドだけが「小さい緑(Verdot)の粒のまま」。ドメイヌソガでは早霜の降りる11月上旬まで収穫を待つ最後まで気の抜けない品種。

【ソガ・ペール・エフィス ノンボワゼ シャルドネ2017】

タイプ:白

ノンボワゼとは、フランス語で「樽熟成由来の樽の香りのない」という意味です。小布施ワイナリーは樽発酵主体のシャルドネがメインですがその弟分がこのワイン。ノンボワゼは生産量が少ないため通年販売できないのですが毎年このワインの蔵出しが行われる春は飲み手の私にとっても楽しみのひとつ。

【ドメイヌ・ソガ 飲マンデシ2016】

タイプ:白

8ヘクタール所有する小布施の自社のワイン畑(ドメイヌソガ)においてソーヴィニヨン・ブラン63%、リースリング19%、プティマンサン8%、ゲヴェルツトラミネール7%、ミュスカ3%(シャインマスカット、ネオマスカットのようなハイブリッドではない)をヨーロッパ仕立てに栽培醸造しました。

誰も真似しないような小布施セミアロマティック系”ヘンテコ”アサンブラージュです。「飲マンデシ」とは何ぞや?当て字なのです。「名称未定」をフランス語辞書で直訳するとNom Indecis(ノマンデシ)となります。すなわち「名無しのゴンベイ」ワインなのです。

このワイン、ソーヴィニヨン・ブランをメインに南は地中海特産のミュスカ、ピレネー特産プティマンサン、北はアルザス特産のゲヴェルツ、リースリングと本国フランスではあり得ないアサンブラージュなのです。

【ソガ・ペール・エフィス ピノ・ノワール2016】

タイプ:赤

ドメーヌアキオ(サトウアキオ農園)は飽くなきチャレンジ精神でピノ・ノワールにチャレンジを開始しました。小布施のムラサキ農場のさらに500m高い標高900mの地にピノ・ノワールの苗木を植えました。まだまだ幼木ではありますがaki&akiコンビで目指すはブルゴーニュピノ・ノワール。

2016年はピジャージュで葡萄粒を潰さないように丁寧に行うホールベリー発酵で、色の抽出を求めず柔らかいタンニンの表現に努めました。ピノ・ノワールのディテールを壊さないように樽熟成においても細心の注意を払いました。若いヴィンテージの際は薄いロゼのような色合いながらも綺麗な紫色の色調をおび、ピノらしいストロベリーやチェリーの香味と柔らかく優しいタンニンが特徴です。

【ドメイヌ・ソガ ピノ・ノワール クレレ ヴィーニュ サンシミ2016】

タイプ:赤

小布施のピノのあり方を我々自身で問い続けた結果、強いワインを求めず身体に沁み入る柔らかさをこのワインに求める事にしています。人間同様、見た目で赤ワインを判断してはなりませんが、誤解を招いてはいけませんので赤ワインとロゼワインの中間の意味である「クレレ」をラベルに付記しました。2016年もビジャージュで葡萄粒を潰さないように丁寧に行うホールベリー発酵で色の抽出を求めず清楚な香りと妖艶な酸味、柔らかいタンニンの表現に努めました。

【ソガ・ペール・エフィス ヴィオニエ2017】

タイプ:白

日本におけるヴィオニエの栽培は大変難しく多くのワイナリーが断念するほどです。その理由は低収穫量。その少なさは時としてロマネコンティ以上であるため栽培者泣かせなのです。ジャパニーズ ヴィオニエは日本らしいおしとやかなエキゾチック香が特徴です。2017年産も収穫量が異常に少なく2018年春の発売とともに即完売ワインです。このワインを見つけたらとてもラッキーです。

【ドメイヌ・ソガ アルバーニョ2017】

タイプ:白

8ヘクタール所有する小布施の自社ワイン畑(ドメイヌソガ)においてアルバリーニョをヨーロッパ仕立てにて栽培醸造しました。毎年1回の蔵出しで即完売になるような僅かな生産量ですが今年も小布施アルバリーニョ由来の透明感溢れる酸、さらに小布施が位置する上高井の大地由来のミネラル感が特徴。普段から決して収穫量の多いアルバリーニョではありませんので生産者泣かせではあるのですが2017年は春先の開花時の寒さにより結実不良が起き例年よりさらに生産量が少なくロマネコンティ並。しかし、出来上がったワインは低収穫量に値する味わいとなりました。

【ドメイヌ・ソガ サンクセパージュ ヴィーニュ サンシミ2017】

タイプ:白

8ヘクタール所有する小布施の自社ワイン畑(ドメイヌソガ)においてソーヴィニヨン・ブラン49%、ミュスカ32%、ピノ・ブラン9%、リースリング5%、ゲヴェルツ4%、ヴィオニエ1%を栽培し醸造しています。6種ブレンドしていますので既にサンクセパージュ(5品種)の意味を失っています(すみません)。流行りのソーヴィニヨン・ブランの香りを特徴的に出す酵母は使用せずに素直に醸造しています。しかし、2017年は香りが口の中で爆発します。香味はレモン、メロン、白桃、マンダリンとフルーツバスケット状態。

サンクセパージュ人気を尻目に収穫量が右肩下がりのサンシミの白葡萄たち。病気により収穫量が落ちるのではなく「自然の摂理」による葡萄達自身が決めた身の丈の収穫量。やせ我慢の言葉ですが、これこそ「サンシミの世界」。

【ドメイヌ・ソガ ムラサキ第五農場 メルロ&タナ サンシミ2015】

タイプ:赤

第一農場の30メートルほど南に位置する第五農場は第一と土壌物性が大きく異なります。大きな岩、石が殆ど存在しないのです。しかしながら水はけのよさは抜群。マニアックなワインラヴァーしか寄せ付けないマイナーなタナ種。タンニンの語源といわれるように本来大変タンニンの強く渋さを持ち合わせるワインとなりますが、第五農場にある小布施のタナはフランス物ほどの渋さがなく柔らかいタンニンに仕上がります。さりとてタナはタナ。渋さはドメイヌソガのワイン畑では一級品。

そこで2015年産も同じ第五農場産のメルロをアッサンブルージュしました(ドメイヌソガはアキテーヌブレンドと呼んでいます)。ボルドーと同じアキテーヌ地域で生産されるタナだけあり相性が悪いはずが無いといえます。タナ由来の果実味であるブラックベリーやカシスを連想させるような爽やかさの中にメルロの落ち着いた香りと深みのある味わいが口の中で交錯します。

【ドメイヌ・ソガ ムラサキ第七農場 カベルネソーヴィニヨン サンシミ2015】

タイプ:赤

第七南農場はカベルネに相応しく驚くほど痩せた土壌。日本のカベルネ栽培常識を覆すような不思議な畑。見るものが唖然とする「小豆か大豆程度の大きさの実で悲しいほどパラパラ粗粒房」の低収穫量。カベルネの葉も小さく、枝の節間も非常につまっています。摘芯作業も少なくてすみます。通常、日本ではカベルネは徒長が激しく苦戦することが多いといわれていますが、この畑だけ見ていると「そんなこと関係ない」とカベルネ達が言わんばかりの姿で鎮座しています。その影響か小布施カベルネの中でいや、小布施のサンシミの赤ワインの中で最も色素とタンニンが強い長塾型ワインが生まれます。

【ドメイヌ・ソガ ムラサキ第一農場 メルロ サンシミ2015】

タイプ:赤

第一農場はドメイヌソガの畑の中で最も美しくそして最上のメルロワインを生み出す畑です。またこの場では語りきれないほど様々な情念の持ち合わす小布施の記念碑的な畑でもあります。雨の日に作業しても靴が全くぬかるむことの無い、石、岩だらけの土壌から生み出されるこの畑のメルロは驚くほど小粒かつ一房あたりの重量が軽いバラ房で収穫されます。そのため第一メルロはプラムジャムのような香りと緻密ながらしっかりしたタンニンを持ち合わせ、長塾を予感させるワインを生み出します。最低でも5年、できれば15年自宅のセラーで熟成させてからお飲みください。

【ソガ・ペール・エフィス スパークリングワイン 「R」辛口2013】

タイプ:白

2013年ロットは例年よりガス圧がやや弱めです。瓶内2次発酵で作り上げたスパークリングワインです。「R」の意味はスパークリング実験作業時の通し記号です。Aから続いてきて「R」に至るこの名は実験、失敗、改良の積み重ねの歴史を示しています。

【ソガ・ペールエフィス スパークリングワイン「E1」やや甘口2014】

タイプ:ロゼ

アペリティフ(食前酒)としてアミューズと共に。遊び心たっぷりのロゼ、ドゥミセック(やや甘口)です。世界中の辛口ワイン好きスノッブであっても、食前酒には飲みたいロゼ、ドゥミセック。そんな世界中の隠れロゼドゥミセックラヴァ―のためのニッチ市場向けスパークリング。

伝統的なシャンパン製法(瓶内2次発酵にて炭酸ガスを作る製法)で作り上げたスパークリングワインです。手作業のルミアージュ(昨今、小規模ワイナリーですら機械化が進む)は時間を掛け一年を通しての作業であり、かつデゴルジュマン(にごり取り)は「雨模様でワイン畑での作業がない日」に行うため年間の生産量はごく僅か。無論コルク打栓、ワイヤ掛け、シャンパンシール掛けは全て手動のアナログ製造。

【ソガ・ペールエフィス スパークリングワイン「P」超辛口2010】

タイプ:赤

赤のスパークリングワインなど邪道と皆が揶揄するでしょう。それは南欧や新大陸にある甘口のガス充填ワインをイメージするから。当方の品はバリバリ2週間のマセレーション発酵と樽熟成をして瓶熟成期間が6年以上の後にデゴルジュマン(にごり取り)。とどめにドサージュ(甘み調整)を一切しない超辛口仕立てとなれば「こいつマジな変態だ」とワインラヴァーは異変に気付くはず。優しいタンニンの存在するクレレ色(赤とロゼの中間色)の液体はフルートグラスに注ぐのも美しい色合いと泡立ちが楽しめますが大ぶりのブルゴーニュ赤用のワイングラスに注ぐことをお勧めします。

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